訪問美容では介護対象者に配慮したシャンプーの工夫も万全

シャンプーを受ける女性
高齢化社会といわれている昨今、訪問美容のように施設を訪問して、高齢者の髪を効率よくカットしてくれるサービスは非常に需要が高く、横浜でも盛んです。
そんな訪問美容にとって、横浜に限らず全国どこでも問題になるのが、シャンプーです。

髪を切ったあと、切った髪を落とすためにシャンプーをしたいと考える人は多くいます。
ですが快適にシャンプーをするためには洗面所やお風呂でやるだけでは足りませんし、高齢者の中には寝たきりの人や、怪我などで一時的に動けない人もいます。

では訪問美容では、シャンプーのためにどのような工夫をしているのでしょうか。ここでご紹介します。

移動式シャンプー台、介護シャンプー機などの設備を揃えている

訪問美容で美容室と同じようにシャンプーをしたいと言う場合、必要になってくるのが移動式シャンプー台のような設備です。
移動式シャンプー台とは、お湯や水を貯めておけるタンク、シャワー、人の頭を載せられる洗面台などが付いている設備のことです。

こういったものを揃えているところであれば、普通の洗面所やお風呂で洗う必要がないので、普通の美容室と同じような感覚で快適にシャンプーをしてもらうことができるのです。

横浜では、このような設備を持っている訪問美容がいくつもあります。
また、寝た状態でもシャンプーをしたいという人がいれば、介護シャンプー機(ベットシャンプー)が必要です。

ベッドや布団を汚さないため、ビニールプールのような構造の洗面台(プラスチックのものもあります)や、お湯や水を貯めておけるタンク(バッグ)、シャワーなどが付いています。
こういったものを使うことで、寝たきりでシャンプーができずに困っていた、カットされた髪の毛が残って不快という人にも対応できるようになっているのです。

また、横浜を出張範囲に含めている訪問美容の中には、オリジナルの介護シャンプー機を持っているようなところもあります。

特殊構造のシャワーヘッドがお湯をすぐに吸い込む構造になっているため、寝た状態でも周囲を濡らさずに髪を洗えるという仕組みです。